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外壁塗装における塗料や塗装作業の様子をご紹介
遮熱塗料「サーモアイ -THERMO EYE-」
日本ペイントから発売されている、遮熱塗料の「サーモアイ」をご紹介。
遮熱塗料というと、太陽光を反射して、熱が溜まるのを抑制することから、室内の温度を快適にするといった効果を持つ塗料です。
このサーモアイには、シリコン樹脂を使用した弱溶剤タイプの「サーモアイSi」や、UV耐性の特殊ウレタン樹脂を使用した「サーモアイUV」、そしてフッ素樹脂を使用した「サーモアイ4F」があります。
遮熱塗料は屋根に塗ることで最大限の効果を発揮するというのが一般的ですが、最近では、外壁用の遮熱塗料も各社から発売されていたりします。
日本ペイントからも、「サーモアイウォール」という外壁用の遮熱塗料が発売されています。
この外壁用のサーモアイは水性塗料で、シリコン系塗料の「水性サーモアイウォールSi」と、フッ素系塗料の「水性サーモアイウォールF」があります。
また、「サーモアイシーラー」や「サーモアイプライマー」といったサーモアイ専用の下塗り材も発売されており、この下塗り材にも太陽光の反射の性能が含まれるため、サーモアイの遮熱効果の最大限の発揮を期待できます。
遮熱の効果というのは、太陽光を反射する効果なので、同じ塗料でも、塗料の色によってその性能が大きく変わってきます。
この色の違いによる反射率の違いを、サーモアイのカタログを使用して解説しています。
このように、白に薄い色の方が反射率が高く、濃い色に近づくことで、反射率も低くなってきます。
戸建ての場合には、色の違いによる反射率の違いと、外観の色彩とのバランスを考えて、しっかりと色合いを選択することも非常に重要です。
これからの季節に備えて、遮熱や断熱といった効果を持つ塗料を選択しての外壁塗装も、検討材料の1つといえます。
失敗原因の1つ「塗料の薄め過ぎ」
規定通りに適切につくった塗料と、規定よりも薄めてつくった塗料の塗り比べをしている映像です。
また、どうやって薄めすぎの塗料が作られるのかも見ることができます。
薄めれば塗料の分量を多くできるので、業者側としては費用削減につながり、その分、利益を得ることができます。
ただ、薄めすぎた塗料では、本来塗料のもつ機能を十分に発揮することができません。
当然ながら、耐久性もガクンと落ちてしまいます。
しかしながら、規定どおりの塗料と、薄め過ぎた塗料を見比べても、一見の違いはこのように全くわかりません。
この結果がわかるのは、早くても2,3年といったところです。
ほぼ確実に、薄めた塗料の方が早く塗膜はがれなどの劣化現象がおき始めます。
素人目では判断できない、
そして、結果がわかるまでに時間がかかる、
ここが、外壁塗装工事の怖いところで、失敗やトラブルが相次ぐ原因のひとつです。
塗装の費用の大半を占めるのが、塗料の費用です。
安すぎる費用や、値引きなどのサービスの裏側には、こういったカラクリが仕組まれていることも多いですので、要注意です。。
外壁塗装工事のトラブルについて詳しく知りたい方は、
ぜひこちらもご覧ください。
http://www.tosoushokunin.net/trouble.html
断熱塗料「キルコート」
株式会社シンマテリアル ワンがBP特約店として販売している、断熱塗料の「キルコート」です。
塗料の中に含まれる中空ビーズが熱をシャットアウトし、断熱塗料の名にふさわしく、断熱性に優れます。
外部からの熱の影響を減らし、内部の熱を外に逃がしにくくすることで、お部屋の中を快適に保つことができます。
暖房や冷房の効率も上げることができるので、省エネにも繋がります。
このキルコートには、断熱性能にプラスして、遮熱の性能もあります。
遮熱の効果は、太陽光を反射して熱が溜まらないようにするというもので、夏に大活躍します。
断熱と遮熱のダブルの効果で、夏の屋根裏温度を18~25°C下げ、室内温度にして5~6°C下げる効果があったというメーカーの記録もあります。
また、キルコートは柔軟性が高く、耐久性も高い塗料です。
クラック(ヒビ割れ)が起きやすいモルタル壁などにおいては、耐久性という面でも非常に効果的な塗料でもあります。
塗料としては、外壁塗装において通常利用される塗料に比べて費用も少し高くはありますが、耐久性の面で、塗り替えの頻度も少なくなる点、断熱・遮熱の効果での省エネに繋がるという面を考えると、長いスパンで考えると、通常の塗料よりもお得になるということも十分可能です。
地球温暖化やヒートアイランドなどの、環境問題にも大きく貢献することにも繋がる、断熱や遮熱の機能を持った塗料は、これからますます注目されていくことと思いますので、ぜひチェック頂けたらと思います。
→ キルコートについてさらに詳しく知りたい方はこちら
シリコン塗料「1液ファインシリコンセラUV」
日本ペイント、通称ニッペから出ているシリコン塗料の「1液ファインシリコンセラ」です。
ターペン可溶1液反応硬化材セラミック変性シリコン塗料という名目の通り、シリコン樹脂の中にセラミックを混ぜ込み、耐久を高めたセラミックシリコン塗料。
溶剤系の塗料ですが、弱溶剤系のため、気になる臭いなどが比較的抑えられています。
また、塗りやすく、乾きやすいため、職人側としても非常に扱いやすい塗料です。
主に、サイディングやモルタルなど、外壁の塗り替えに使用されるのが中心ですが、なかなかに万能型なので、コンクリートや鉄部、塩ビ鋼板など、様々な箇所に使われたりもします。
下記動画のお宅の場合は、壁は水性シリコンセラUVで塗装し、換気フードなど、外壁回りの鉄部は、1液ファインシリコンセラUVで塗装した例です。