塗装業者で使用される塗料の分類
一戸建ての住宅を中心に塗装を行っている塗装業で、どのような塗料を使っているかということに着目してみます。
一般的な家の塗装は外壁と屋根が中心です。
壁にはモルタルとサイディング、ARC外壁などがあり、ごく普通の塗装工事であれば下塗り、中塗り、上塗りを行います。
屋根には瓦屋根とコロニアル屋根があり、それぞれに応じた塗料でやはり下塗り、中塗り、上塗りを行います。
また、トタン屋根の場合は専用の塗料を使用します。
鉄部や木部は家のさまざまな部分に存在するので、専用の塗料が使われます。
鉄部の場合は錆止め塗料の仕様が必須となります。
以上のような状況で塗装を行っている塗装会社に「使っている塗料の種類を教えて欲しい」と尋ねると帰ってくる返答は下記のようなものです。
使用している塗料の中で主流となっているのはシリコン塗料で、水性系、溶剤系、2液型といくつかの種類があります。
それより以前に使われていたのはウレタン塗料ですが、シリコン塗料にとって代わられていて、古い塗料となってきたがまだ見かけます。
それより古いアクリル塗料は、今はもうあまり見かけなくなりました。
一番高価なのはフッ素塗料で1缶で10万円ぐらいするため、一般住宅ではあまり使われません。
それ以外に、光触媒の作用を取り入れた「エコな塗料」で、環境に貢献した塗装をすることもできます。
また、ヒートアイランド現象の緩和に一役買う、遮熱塗料や断熱塗料を使用した塗装もどんどん増えてきています。